読書感想 7つの習慣 ①

日常

「成功したい」と誰もが思う。そのために会話や知識を手に入れたり、ネットで得た表面的な知識を実践することで成功に近づいていると思っている人がいる。
しかしこのような表面的な経験をいくら積んだところで、自分自身の根幹がしっかりとしていなければ本当の成功を得ることはできない。
この本の作者は人間の中の根幹は人格だと伝えている。いくら綺麗な花を咲く樹木であっても、しっかりと根付いていなければすぐに折れてしまう。その根幹を強くするには人格を成長させることで立派な根を手に入れることができると作者は伝えていると感じる。
私自身知識や経験が全てで他は不要だと思っていた時期もあった。もしかしたら今でも思っていまっているのかもしれない。上辺だけの知識、昨日今日で得た付け焼き刃では長続きせず他の人たちに対しても良い印象を与えることはできないと思っている。
『7つの習慣』は人格を高めるための習慣は7つ存在しておりこの習慣を理解、実践していくことで人格を高め、より深い根を這わせることができると伝えている。一気に理解し行動できるものではなく、勉強やスポーツと同じで何度も壁にぶつかりながら成長させるものだと思っている。
やがて歯磨きのように7つの習慣が定着している頃には私たちの人格はさらに成長できていると信じている。習慣化していくことで真の成長を目指していきたいと考える。

習慣を1つずつ記事にしていけたら良いと考えている。

最初から全てできるようなことではないと私自身感じているため、1つずつ確実に定着させていきたいと思う。

第1の法則 パラダイムと原則

まず1つ目の習慣は「主体性」である

「主体性」をGoogleで調べてみると、

自らの意志に基づいて、自らの責任のもとで行動しようとする態度や性質のこと」となっています。

 

全てはの結果は自分の選択したことで成り立っている

感情的的な反応に身を委ねたり、受け身で行動するのではなく自分自身で自分の行動を選択する意識を持つことであり、自分の人生の主人公は自分自身であり、どんな人生にするかを決めるのは自分以外の何者でもないということになります。

主体的でない人は身の回りで起きたこと、例えば異性に振られる、仕事もミスなどを他人のせいにする。他にも物事が上手くいかない理由などを過去の体験や家庭環境のせいにしたしたりする。

しかし身の回りで起きたこと、物事が上手くいかない理由などは結果的に自分の行動で決めているはずだ。自分自身が相手の行動をなかなか変えることができないように、他人や環境が自分自身を変えることはできない。

失敗したり、なかなか結果が出ないと感じた時には自分自身が選択した行動によってもたらされたと認識するほうが良いと感じる。

まずは自分自身の行動を変えていく

他人から「こうしたほうがいい」「もっとしっかりしたほうがいい」などアドバイスをもらうことがある。しかし私自身が今までの経験から見た視点と、相手が今までの経験から見た視点は全く違うものであり、自分自身の可能性を示すものではないと考える。この考えをパラダイムと言い、パラダイムによって受ける影響を自覚し、理解するほど自分のパラダイムを見つめ直すことにつながっていく。その結果他人の意見に耳を傾けることができ、その人のパラダイムを受け入れることができる。

人間批判されることは誰でも経験があるはずだ。その中で気分が悪くなることの仕方がないことだと筆者も伝えている。しかしその反応を当たり前のように繰り返してしまうことはよくない。人間には他の生物にはない自覚する力がある。私自身が怒っていたり、不快になっているという自覚を生むことによって私自身の行動を選択できるようになる。この力が「率先力」であり、周りが動くのを待つのではなく、自らの責任で行動する力を生み出すことができる、自らの行動によって相手の行動を変えることができる。

自分自身影響力を意識し行動する

影響力が及ばないことに対しては悩まない

私たちが主体性を持って行動を始めた時に必ず訪れるのが影響力が及ばないテリトリーがあることを気づくことができる。

著者は主体性に行動することで他人や周囲を変えることにできるイメージを、コヴィーは「影響の輪」を使い説明を行なっている。輪は二重になっており内側が影響の輪で自分自身で変えることのできる輪、つまり影響力が及ぶ範囲になる。外側の輪が関心の輪であり、自分の関心のあるものとないものを分ける事ができる輪であり自分自身が変える事ができない輪である。この関心の輪に入るかは立場や状況によって変わってくる。例えば病院の医療職であれば医療系の分野は関心に入るが、同じ病院でも人事担当者はそこまで医療系分野は関心に入らないと考える。

他人の欠点や周囲の環境が気になってしまう人は、関心の輪に対し集中しすぎている。しかし関心があったとしても影響を及ぼすことのできない現状に対して不満お漏らしたところで変える事ができない。それよりも自信が行動し変えることのできる範囲に対して意識を集中していく事が大切になる。それによって周囲に変化が起こり、影響の輪を広げる事ができる。

まずは小さいことから始めていく

主体的に行動したとしてもすぐには理想としていた結果に繋がるとは限らない。行動する自由は私たちは持っているが、結果に関しては私たちで自由に決めることはできない。主体的に行動することで得られないことや、失敗してしまうことも多々ある。

そのため自分で変えられない物事に対して悩むのではなく、行動しそれを継続していくことで結果を変えていく事が重要になってくる。もちろん失敗する数の方が多いが試行錯誤を続けていくことによって、徐々に私たちが望んている結果に変わってくる。

第一の法則 まとめ

主体的ではない人たちは、外部からの刺激に対して身を委ねるのみで、人¥分地震で状況を変えようとする努力を行わない。その理由として世間が悪い、相手が悪いという言い訳をし自分には責任がないと思う。そういった人は「時間がない」「私はこういう性格だから」「なぜ私が行わないといけないの?」といった理由をつけて他責的な思い込みをしてしまう。

このような場合にはまずは他責的な言い訳をやめ「まずはやってみよう」「他の方法を考えてみよう」などといった状況を変えようとする言葉を選ぶことで行動を起こそうとする意識を植え付けていく事が大切になってくる。そうしていくことで責任感が生まれ主体的になってくる。

主体的に行動していくということはいっときの感情に流されることなく、常に自分自身で考えた行動を行うということだ。いっときの感情に流されることなく、自覚的に行動していけるようになるだろう。

感想

私自身、失敗してしまった時や意見が対立してしまった時に、「私は悪くないのに」「こうなったのは〜のせいだ」といつも言い訳をしていたと思います。しかし「私は悪くない」と考えてしまうのも自分の価値観の中でしか考えていない、失敗した時も私自身の行動によってもたらした結果にもかかわらず、上司のせいにしたり、時期のせいにしたりと他責的な言い訳をしていたと思います。

まずは自分自身にも、相手にも培ってきた経験があり、失敗等の体験があることをきちんと意識することで、相手のことを認めていく、相手の話をきちんと理解しようと努力する事ができると思います。

そして私自身の影響力を高めていくためにも、まずは自分でできる小さなこと、掃除であったり声かけであったり、そういった積み重ねをすることで相手に対して、私自身に対して良い印象を与える事ができると信じています。まずは小さなことから、相手を認めることから始めていきます。

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