いくら頑張っても頑張っても…

日常

医療従事者をしていてふと感じることがあります。

「どこまで頑張ればいいんだろう、どこへ向かえばいいんだろう。」

 

私は主に透析室で治療をおこなっています。透析は腎臓の機能がなくなってしまった患者さんのために代わりに透析を行うことで体内の毒素を抜いてあげる治療法です。

昔透析がなかった時代には、腎不全になってしまったことによってあっという間に逝去されてしまいました。それが現代では最長で30年、透析を実施することによって延命することが可能になりました。

しかし透析は短くても週3回3〜4時間の間透析を行わなければいけません。そのため透析スタッフと患者さんでは10年来の付き合いという方も少なくないそうです。

 

そんな環境で患者さんの生活の一部となるような医療を目指して日々努力する。これも一つの選択肢です。

ただ、私自身本当にそれがやりたいことなのかと言われると正直分かりません。急性期の医療を実施することによってその人の一命をとりとめる仕事につく、これも医療従事者としての正解だと考えています。

バケツがあるとします。そのバケツ一つ一つが選択できる領域になっているとして、私が日々学んでいる内容をボールだとします。

1つのバケツのみにボールを入れ続けることも正解、均等に分けてボールを入れることも正解です。そんな中でワタは今1つの領域に集中して学んだほうがいいのか、それとも他の領域の勉強をしていくことが正解なのか、本当に悩んでいます。

人生100年時代と言われている中で、100年間で本当に多くのことを学ぶことができると思います。

そんな恵まれた環境の中で、悩むことができることを感謝すると共に、正しい選択ができるのか、正しくなくても胸を張って生きていけるのか、毎日少しずつでいいから歩いていこうと思います。

 

私が読んだ本をご紹介させていただきます。少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

参考文献

 

コメント

  1. 悩んだ時こそシンプルに。

    ワタシはそのように考えてきました。
    何がしたいか、何をすると心が喜ぶのか、自分の心に耳を傾けて素直に進む。それで良いと思います。

    これからも、たくさん悩むと思います。
    自分の心に問いかけてみてください。
    答えはあなたの中にあります。

    • ありがとうございます。
      長い人生。たくさん悩んで答えを出したいなと思います