配達が終わって売上を確認したとき、その数字を何時間で割っていますか。配達をしていた時間だけか、注文を待った時間も含むかで、見える時給は変わります。ここでは収益記録のための一つの方法として、売上・費用・時間を週ごとに揃える手順を紹介します。以下の金額は説明用の架空の例で、運営者の実績やサービスの報酬水準を示すものではありません。
先に結論:何時間を数えたかを、売上と一緒に残す
週ごとの比較には、同じ範囲で数えた時間が必要です。配達中の時間、注文を待つ時間、配達場所までの往復、記録や準備に使った時間を分けて残すと、数字の意味が明確になります。アプリに表示される時間を使う場合は、その定義を確認し、自分で測った時間と混ぜないようにします。この記事でいう時給は収支を時間で割った目安で、雇用契約上の賃金の説明ではありません。
時間は二つに分けると、改善点が見つかる
一つ目は受注のために活動していた時間。配達中と注文待ちを含め、完全に私用で休んだ時間は分けておきます。二つ目は、配達のための移動・準備・片付け・記録の時間です。生活の中でどれだけ時間を使ったかを知るには両方を足します。これは記録のための提案で、サービス各社が定める時間の定義ではありません。兼用の外出なら、配達のために追加で使った時間を区別してメモします。
| 受注のための活動 | 配達中+注文待ち。私用休憩は別記 |
|---|---|
| 周辺の作業 | 配達のための往復・準備・片付け・記録 |
| 今回の時給の分母 | 活動時間+周辺の作業時間 |
架空の週次例:売上12,000円を何時間で割る?
売上12,000円、燃料等の変動費1,200円、その週に割り当てた固定費1,500円とします。費用を引いた金額は9,300円です。配達と注文待ちが7時間、移動・準備・記録が2時間なら、使った時間は合計9時間。活動7時間だけで割ると約1,329円ですが、合計9時間で割ると約1,033円です。どちらの数字を使う場合も、含めた時間を書き添えます。
| 売上 | 12,000円 |
|---|---|
| 変動費 | 1,200円 |
| 固定費の配分 | 1,500円 |
| 入力した費用を引いた金額 | 9,300円 |
| 活動時間7時間で計算 | 約1,329円/時間 |
| 全体9時間で計算 | 約1,033円/時間 |
年払いの費用は、配分と実際の支払いを分ける
年間52,000円の費用を52週で均等に割るなら、週1,000円です。週ごとの比較にはこのような一定の配分方法が使えます。ただし、実際に毎週1,000円を支払っている意味ではありません。支払いがあった日の記録と、比較用の配分を分けて残します。月単位の計算では年間額を12で割るなど、計算する期間を揃えてください。年払いを全額引いたうえで週割り額も引くと二重計上になります。兼用する車両の費用をどう配分したかも残しておきましょう。
コピーして使える、週次メモの項目
最初は以下の項目だけでも十分です。売上は対象の配達期間で揃え、振込日と混同しないようにします。入金を確認する欄は別に設けると、まだ振り込まれていない売上も区別できます。記録に配達先の氏名や住所を残す必要はありません。比較に必要な時間帯や天候などだけを簡潔に書きます。
| 対象期間 | ○月○日〜○月○日 |
|---|---|
| 売上と入金確認 | 対象期間の売上/振込日・振込額は別記 |
| 時間 | 配達・待機/移動・準備/私用休憩 |
| 費用 | 燃料等/固定費配分/臨時の費用 |
| 計算結果 | 入力費用を引いた金額/合計時間/時間当たり金額 |
| 次回試すこと | 時間帯・エリア・移動経路など一つだけ |
一週間の良し悪しだけで、結論を急がない
一度の稼働には、待機、天候、時間帯、移動距離など複数の違いが含まれます。記録から原因を断定せず、次は同じ時間帯で比べる、移動を短くするなど、変更を一つに絞ると振り返りやすくなります。売上だけでなく疲労や本業への影響もメモし、続けられる時間の範囲で考えます。月末には週の記録をまとめ、月単位の費用と照らし合わせてから無料ツールへ入力してください。

